49年振りに徳本(とくごう)峠を越えて、上高地・明神へ。
平成9年10月17日
参加者:市野S.25卒、山脇S.32卒・同夫人、そして私木村S.25卒・家内の5名。
前夜はお馴染みの、松本駅前 飯田屋泊。
5:30 タクシ−で島々に向かう。
6:10 島々谷川沿いの道に入り、島々から二股の中間点をやや入った地点で下車。歩き始める。
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朝日がようやく山頂に | 日の差さぬ道を北へ | 二股を左折南沢は明るい | 朝日に清流は輝く |
二股で南沢に入り間もなく右岸を大きくへずった後、岩魚留小屋までは豊かな水流の沢を
楽しく歩く。昨年歩いたニユ−ジ−ランドのミルホ−ドトラックに決して劣らない美しい道だ。
静かだ。20歳代の青年一人に追い越され、二人連れのご婦人とすれ違っただけ。
10:10 岩魚留小屋 大休止 昼食。
本当はここに泊まりたくて先月予約の電話(すごい電話があるんだと驚いた)を入れたら、
10月12日で閉めると云われ断念した。
山岳部の合宿でここを通った時、横目で見た囲炉裏で焼いていた岩魚が実に旨そうで
食べたかった。戦後間もなくで食い物が無く、食料係は大変だった。
小屋は全然変わらず懐かしい。しかし当時の仲間、下山、中丸、清治は亡くなってしまい
今回の山行を話す事も出来ない。淋しく、しんみりしてしまう。
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11:00 今日の目的地、徳本峠小屋を目指し出発。
此処の標高は1,260Mだから2,100Mの峠まで840Mの高度を稼がねばならない。良くて
3時間、4時間とみれば遅くとも15:00には着くと計算する。
しばらくは今までの道の延長だ。やがて次第に登りがきつくなり、昔泣かされた二十七まがり
のジグザグ道。この登りに入るため小休止したのが悪く、急に足が重くなりペ−スダウン。
励まし合いながら、ゆっくり登っているとやがて稜線は間近に。
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疲れて天を仰げば青空 |
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14:40 漸く徳本峠に全員無事到着。
昼食時間を入れて8時間半、皆良く頑張った。歩く前は、仲間から散々おどかされ、つらいことを
覚悟してきたが、天気に恵まれ道も良く整備されており、過ぎてみれば楽しい素敵な行程でした。
峠からの素晴らしい眺めはU.徳本峠の展望をご覧下さい。