有名なリゾート−−−上高地


河童橋付近の穂高連峰


河童橋・ 大正池・ 田代池
小梨平キャンプ場・ ウェストンレリーフ
上高地温泉・ 上高地バスターミナル

河童橋

河童橋は現在の上高地のシンボルです。

上高地と言えば、河童橋のことであり、河童橋からの風景が
上高地の景色と思っている人がほとんどです。

橋付近からの穂高連峰・焼岳は、
あまりにも有名で正に絶景かなです。

穂高連峰は、向かって左手から、西穂の連山、奥穂の連山、
吊り尾根、前穂主峰、明神岳の連山と連なります。

下には梓川のすきとうったブルー、柳のグリーン、深緑樹、岩肌。
橋の造りも良く、正に絵になる景色です。

97年度春には新しい橋に生まれ変わりました。
河童橋の歴史は意外に新しく、
明治時代終り頃ではなかろうかと思う。
従って、河童橋に関わる様々な伝説は、河童橋が出来てから
作られたものと言える様です。
昭和2年に書かれた芥川龍之介の風刺小説「河童」等があります。
又、河童橋を渡った地点には、牛の放牧が行われたことも有る様です。

上高地を訪れる観光客の70から80パーセントの人が
上高地へ来た証明だけに、河童橋だけを写真に収めて帰る
だけだとしたならば、何ともったいないことだろうと思う。
上高地は外の観光地と違い、自然と親しむスペースなのです。

大正池
上高地にはいって最初の景色が、大正池の上に広がる穂高連峰です。
条件が良ければ、水面に映る逆さ穂高連峰も拝めます。 大正4年、焼岳の大噴火によって梓川がせきとめられてできた池。
出来た頃は、田代橋付近にも及ぶ広大な池だった様です。
それまでの森林帯の木々は、かなりのものが枯れ木となった。

しかし、昭和に入っての焼岳の再噴火、焼岳側からの土砂の流入
又、梓川上流からの土砂の堆積によって現在の規模は
かなり小さくなり、年月により枯れ木も少なくなっている。

大正池から河童橋の間の穂高連峰の景色は遠近感が異なるのみで
ほとんど変わりが無い。

大正池からの焼岳も良い。秋の焼岳は素晴らしい。
朝もやも良い。ボートもこげるようです。

大正池出口には、東京電力取水口があり、その協力により、
大正池が無くなってしまうことは無いでしょう。
また焼岳は火山の性質上人には大きな被害をもたらす
事はなさそうです。

枯れ木の残る大正池


田代池
大正池から田代橋に至る遊歩道脇にあります。
湿地帯の中の池です。
上高地の写真によくでてきます。

池にマガモ等がいるとしっとりと落ち着き、きれいです。

写真では大きく見えますが、実際はかなり土砂流入して
小さくなってしまいました。レンゲツツジの花が新緑に映えます。

写真を撮る為に園路外に出ることは禁じられています。

春の田代池


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小梨平キャンプ場

様々な学校がベースキャンプを組んでいる。
もちろん個人の利用も多い。

キャンプ場の梓川べりは、視界が特に開け自然物のみの、
大絶景地です。

キャンパーの邪魔にならないように訪れてみよう。

現在は、日本アルプス観光が管理しています。
テントでの泊りの外に、キャビンも有ります。

明神、白沢の渡のキャンプ指定が禁止されたため、
上高地のキャンプ場といえば、小梨平と徳沢になります。

ウェストン卿レリーフ
日本アルプスを世界に広めた人物が、英国人宣教師
ウォルター・ウェストン卿です。


日本アルプスの登山と探検等の著書があり。
日本の近代登山開拓の父とも言われています。
案内人だった嘉門次と共に日本山岳会の基盤となる人物です。
6月第1土曜日は彼のたどった、
徳本峠を越えるメインイベント、
翌日曜日は、レリーフ前で式典を行います。

上高地温泉
いわゆる上高地内唯一の温泉。2軒有ります。

焼岳の熱源によるとおもわれる、単純泉ですが、
露天風呂も完備しており、一般開放している旅館もあります。
江戸時代以前より上高地(上河地)湯屋として、有名です。
多くの書家を初め文化人、ウェストン卿等が訪れています。

ここからの景色は穂高連峰対岸の霞沢岳、六百山となります。
昔の飛騨街道の上高地側入口です。
西穂及び、焼岳の登山口はここになります。

上高地バスターミナル

昭和初期に釜トンネルが開通しバスが運行されるようになり、
上高地の玄関が、明神館のある徳本の地から、ここに徐々に
移動し、昭和30年代には名実ともに表玄関となりました。

多くの登山者にとって上高地の入口です。
また降りてくる登山者にとって、このバスターミナルこそが
まさに上高地ということでしょう。

上高地とは、地理的にも、歴史的にも、大正池から横尾までの、
上高地盆地をさすというべきでしょう。


環境庁(昔は厚生省)の政策によって、田代橋から小梨平
までは、特別に、上高地集団施設地区ということで、
リゾート地を目指す環境庁直轄地とされています。
また環境庁直轄地の飛び地としては、徳沢もあります。
大正池、明神、横尾は昭和9年、国立公園指定時通り
農林水産省の直轄です。

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